Microsoft WordにDeepLを連携させることは可能ですか?
はい。当社のアドインを使用すると、WordでDeepLを直接使えます。アドインを使うと、対応言語にテキストを翻訳したり、AIを活用してスペルや文法、文体を修正してテキストを推敲したりできます。
本記事では以下の説明をご覧になれます。
- ウェブ版のMicrosoft WordでDeepLを設定する
- デスクトップアプリのMicrosoft WordでDeepLを設定する
- DeepL翻訳を使ってMicrosoft Wordのテキストを翻訳する
- DeepL Writeを使用してMicrosoft Wordのテキストを推敲する
注意事項:現在、DeepLのアドインはMicrosoft Word、OutlookおよびPowerPointでのみご利用いただけます。
Microsoftの管理者には、PowerPoint版DeepLを特定のグループまたは組織全体のどちらに展開するか選べるオプションも提供しています。このオプションの詳細については、こちらをご覧ください。
ウェブ版のMicrosoft WordでDeepLを設定する
まず以下の手順に従って、ウェブ用のMicrosoft Word版DeepLを追加してください。
- ドキュメントを開き、[ホーム]タブをクリックし、ツールバーの [アドイン]をクリックします。
- 「その他のアドイン」に移動し、検索バーでDeepLを検索します
- 「追加」をクリックして、Word版DeepLアドインを追加します
またはこちらでアドインを検索することもできます。
アドインを追加したら、設定を行います。
- [ホーム]タブをクリックし、ツールバーの右側にある3つの点をクリックします
- DeepLの下に表記されるOpen DeepL(DeepLを開く)をクリックします
- ページの右側に新しいウィンドウが表示されます
- Get started(開始)をクリックします
新しいウィンドウが開き、DeepLのアカウントにログインするか、アカウントに登録するよう求められます。Word版DeepLアドインを使用するには、DeepLのアカウントが必要です。
ログインするには、ログインボタンをクリックします。新しいウィンドウを開く許可をDeepLに求められます。[許可]をクリックし、新しいウィンドウで認証情報を入力します。会社でシングルサインオン(SSO)によるログインが有効になっている場合は、[シングルサインオン(SSO)]をクリックしてログインします。
これで設定は完了です。テキストを翻訳したり推敲したりできるようになりました。
デスクトップアプリのMicrosoft WordでDeepLを設定する
デスクトップアプリのMicrosoft Word 365でDeepLを設定するには、次の手順に従ってください。
-
Mac:[ホーム]のタブに移動し、[アドイン]のメニューから[アドインを取得]をクリックします。
Windows:[ファイル]のタブをクリックし、[アドインの取得]をクリックします - Microsoft AppSourceが開きます
- 検索バーでDeepLを検索します。
- [今すぐ入手]をクリックして、Word版DeepLを追加します
アドインは[ホーム]のタブのツールバー右側にあります。また、アドインの下にある[マイアドイン]からも選択できます。
アドインを追加したら、設定を行います。手順は以下のとおりです。
- Open DeepL(DeepLを開く)をクリックします
- ページの右側に新しいウィンドウが開きます
- Get started(開始)をクリックします
新しいウィンドウが開き、DeepLのアカウントにログインするか、アカウントに登録するよう求められます。Word版DeepLアドインを使用するには、DeepLのアカウントが必要です。
ログインするには、ログインボタンをクリックし、表示されるウィンドウでログイン認証情報を入力します。会社でシングルサインオン(SSO)によるログインが有効になっている場合は、[シングルサインオン(SSO)]をクリックしてログインします。
これで設定は完了です。テキストを翻訳したり推敲したりできるようになりました。
DeepL翻訳を使ってMicrosoft Wordのテキストを翻訳する
Wordでテキストを直接翻訳するには、次の手順に従います。
- DeepLウィンドウの上部にある [翻訳]ボタンをクリックします。
- 訳文の言語を選択します
- 翻訳したいテキストを選択します
翻訳が自動的にDeepLのウィンドウに表示されます。
元のテキストは訳文のテキストに置き換えることができます訳文のテキストに置き換えるには、訳文の下にあるReplace text with translation(テキストを訳文に置き換える)ボタンをクリックします。
または、ウィンドウ右下のコピーアイコンをクリックして、訳文をクリップボードにコピーします。
原文の言語は自動的に検出され、訳文のすぐ上に表示されます。原文の言語を変更するには、検出された言語をクリックします。ドロップダウンメニューが開き、言語を変更できます。
注意事項:DeepLのアドインのDeepL翻訳は、以下の機能にはまだ対応していません。
- 代案
- 辞書
用語集を適用
DeepL Proに登録している場合、Wordでの翻訳に用語集を適用することもできます。そのためには、DeepLのウィンドウで用語集アイコンをクリックし、適用する用語集を選択します。
注意事項:Word版DeepLでは、用語集を作成、変更、または削除できません。用語集を管理するには、[用語集を編集]をクリックしてください。ウェブ上の翻訳ツールに移動し、そこで用語集に変更を加えることができます。
敬称/親称の指定
さらに、敬称/親称を指定できる言語では、翻訳の際にどちらかの語調を適用することもできます。DeepLのウィンドウで敬称/親称アイコンをクリックし、適用する語調を選択します。
- 敬称
- 親称
- 自動
注意事項:敬称/親称機能は、DeepL Proの登録者のみが使用できます。
DeepL Writeを使用してMicrosoft Wordのテキストを推敲する
Word版DeepLアドインを使用すると、テキスト翻訳だけでなく、DeepL Writeを使用してテキストを改善することも可能です。DeepL Writeは、スペルミスや文法の誤りを修正し、テキスト全体を指定の文体で書き換えることができます。
Wordで直接テキストを推敲するには、以下の手順に従います。
- DeepLウィンドウ上部のWriteのボタンをクリックします
- 改善したいテキストを選択します
推敲済みのテキストが右側のウィンドウに自動的に表示されます。
また、元のテキストを推敲済みのテキストに置き換えることもできます。テキストを置き換えるには、推敲済みのテキストの下にあるReplace text with improvement(推敲済みのテキストに置き換える)ボタンをクリックします。
元のテキストの言語は自動的に検出され、推敲済みのテキストのすぐ上に表示されます。原文の言語を変更するには、検出された言語をクリックします。ドロップダウンメニューが開き、言語を変更できます。
文章の推敲機能は現在、英語とドイツ語でのみご利用いただけます。また、以下の機能にはまだ対応しておりません。ご注意ください。
- 変更箇所の表示
文体とトーンの変更
DeepL Writeの機能を使えば、改善した文章の文体やトーンをさらに調整することもできます。手順は以下のとおりです。
- [文体]をクリックします。
- 文体および/またはトーンを選びます。
- [適用]をクリックします。
選択した文体とトーンを適用しテキストが書き直されます。適用されたスタイルや語調を削除するには、もう一度[スタイル]をクリックし、[リセット]を選択します。